浄化槽のよくある質問

浄化槽に関する、よくお問い合わせいただくご質問を紹介します

なぜ浄化槽は点検が必要なのですか?

生活排水をそのまま放流すると、河川の水質悪化や病原菌を生きたまま外に放流することになります。そうしない為には浄化槽の機能を正常に保つ必要があり、定期的な点検が必要となります。

浄化槽の点検回数は何回必要ですか?

家庭用の小型浄化槽の場合4ヶ月に1回以上と定められている事が多くなっております。(浄化槽の種類や大きさにより異なり、その回数は浄化槽法により定められています)

浄化槽の点検は何をするのですか?

浄化槽を正しく機能させる為に確認、調整する作業になります。大きく分けて、浄化槽内の水質確認、濾材の清掃、残留塩素の確認、ブロワーの点検を行います。

点検時間はどのくらいですか?

家庭用の浄化槽の場合、およそ30分~1時間程度です。トラブルが起きないよう、最低限の点検ではなく細部まで丁寧な点検を実施しております。

点検しないとどうなりますか?

生活排水をそのまま流す事になり、環境の悪化や悪臭の原因になります。
また、法律による罰則も設けられています。

保守点検や清掃が定められた基準に従って行われていないとして、都道府県知事に改善措置や使用停止を命ぜられたにもかかわらず、この命令に違反した場合、6ヶ月以下の懲役又は100万円以下の罰金

「清掃」と「点検」と「法定検査」は何が違うのですか?

浄化槽内の汚泥(スカム)を汲取る「清掃」、浄化槽を正しく機能させる為の「点検」、浄化槽が正しく管理されているかを確認する為の「法定検査」
公平性を保つ為、それぞれ自治体が指定した別業者が実施します。

点検費用はいくらですか?

浄化槽の点検費用は種類や規模、市町村により異なります。詳しいご説明や御見積のご依頼は専用ページよりお問い合わせください。

ブロワーとは何ですか?

浄化槽は微生物が汚泥を食べることで槽内の水質を改善させています。ブロワーは浄化槽内に空気を送り込み、微生物の動きを活性化させる役割を持つ機械です。

ブロワーの点検は何をするのですか?

異音、振動の発生状況、作動状況、エアフィルターの劣化状況の確認や逆洗タイマーの調整等を行います。

点検中は在宅していないといけませんか?

駐車場の上に車両やお荷物が無ければご不在でも点検は可能です。年に一度の集金日はなるべくご在宅をお願いしていますが、ご不在の場合でもお振込書を投函させていただく事で対応は可能です。(振込手数料お客様負担)

長期間家を離れるときに何かやっておく事はありますか?

特にありません。ブロワーの電源を切ってしまうと、浄化槽内に空気が行き届かなくなり、排水を処理する微生物が死滅してしまいます。ブロワーの電源は切らないようお願いします。

洗剤は何を使ってもいいのですか?

中性のものを推奨しています。

トイレの洗浄剤は使用しても問題ありませんか?

たいていの場合は問題ありません。商品ごとに浄化槽に与える影響が異なりますので、詳しくは商品メーカー様への確認を推奨します。

台所でディスポーザーを使用しても問題はありませんか?

ディスポーザーに対応している浄化槽とそうでない浄化槽があります。ご使用の前に確認する必要がございます。

浄化槽から悪臭がします

汚泥(スカム)の蓄積やブロワーの故障、マンホール蓋の破損、排水管の詰まり等が考えられます。原因の特定には現地調査が必要になります。

ブロワーから異音がします

コンセントを抜き、弊社までご相談ください。可能な限り最短の日程でご対応させていただきます。

浄化槽に虫が湧いています

浄化槽には主にチョウバエが湧きます。殺虫剤の使用は浄化槽内の微生物に悪影響を及ぼす場合がある為控え、浄化槽内に防虫マットを設置する事が効果的です。

法定検査と書かれたハガキが届きました

浄化槽は年1回以上「法定検査」を実施する必要があり、ハガキはそのご案内です。法律により、浄化槽管理者様には法定検査実施が義務付けられている為、ハガキに記載のある連絡先に申し込みを行いましょう。

マンホールにヒビが入っています

浄化槽はたいていの場合、駐車場に設置されている事が多く、耐荷重超過や経年劣化等でマンホールが破損してしまう事があります。放置してしまうと、汚泥の溢れや悪臭、事故の原因となります。

ブロワーの電気代が高い気がします

他の家電と同じように、ブロワーも消費電力を抑えた省エネ商品や振動音を減少させた商品が年々出ています。電気代が気になる方は交換を推奨します。

点検報告書と一緒に渡された通知書は何ですか?

平成29年4月からさいたま市の条例により、点検時に指摘事項があがった浄化槽の管理者に対し、指定の書面(浄化槽の水質検査に関する通知書、浄化槽の清掃に関する通知書)で通知するよう定められた為、該当するお客様には報告書とは別に配布させていただいております。

浄化槽の保守点検記録表は保管する必要がありますか?

最低3年間の保管が義務付けられております。点検記録表は法定検査の際に必要になる為、紛失しないよう大切に保管してください。

浄化槽を廃止して下水道にしたい

本下水切替工事は、浄化槽の汚泥(スカム)を全量汲取ったあとで、浄化槽の撤去と排水管の新設を行います。汲取りの手配、工事共に弊社で対応しておりますので、お気軽にご相談下さい。

その他の気になる点、ご質問はお気軽にお問い合わせください。