家庭用エアコンの普及率は90.6%に上り、1世帯あたりの保有台数は3.22台です。(二人以上の世帯 2018年時点 )
その普及率から、今では家庭に欠かせない設備と言えます。
そんなエアコンの歴史や種類、仕組みを紹介いたします。
日本でルームエアコンが初めて生産されたのは1935年(昭和10年)。
当初は「空気調整機」と呼ばれていました。
まだまだ高価なもので、家庭には普及していませんでした。
その後1958年には呼び名が「ルームクーラー」に統一され、1965年まではルームクーラーと呼ばれていました。
皆さまの周りに「エアコン点けといて」ではなく「クーラー点けといて」と言う方がいれば、それは当時の名残かもしれません。
1960年代中盤になると、クーラーは"カラーテレビ"や"車"と一緒に『新・三種の神器』と呼ばれ注目を集めます。
カラーテレビや車に後れを取りながらも、年々改良が加わりながら徐々に世間や家庭に浸透していき、現在の普及率へとなりました。
(二人以上の世帯対象)
エアコンの種類は大きく分けて「ルームエアコン」、「ハウジングエアコン」、「マルチエアコン」があります。
別名「家庭用エアコン」とも言うように、戸建てやマンション、アパートといった集合住宅で多く使われているタイプです。
一般的に、エアコンと言えばこのタイプを思い浮かべるのではないでしょうか。
メリット
他のエアコンに比べ設置が容易
デメリット
ほとんどが一方向への送風の為、部屋中に空気が行き渡りにくい。
天井に埋め込むタイプのエアコンです。
天井埋め込みカセット型=「天カセ」とも言います。
吹き出し口が多方向にあり部屋中に空気が行き渡る為、空調効率の良いエアコンです。
主にオフィスで使われる業務用エアコンです。
メリット
目立たない為、部屋の雰囲気を壊さない。
デメリット
メンテナンスに時間や手間がかかる
1台の室外機で複数台のエアコン(室内機)を稼働できるタイプのエアコンです。
オフィスで多く使われています。
メリット
設置スペースが少なく済む為、スペースの有効利用が可能。
デメリット
室外機用の電源確保の為に電気工事が必要
エアコンは空気そのものを入れ替えているのではありません。
「冷媒」と「熱交換器」により空気の熱のみを移動させる設備です。
弊社では年間約10,000台以上のエアコン設置工事を行っております。
豊富な施工実績で安心工事をお届けします。